令和2年1月19日実施
西東京市でのケヤキ伐採の続き記事です。
昨日18日に最終日の作業を予定していたものの雪のために17日時点で作業を延期し、クレーンの配車都合から本日日曜日に作業を実施することとなりました。
残っていた作業は母屋脇にあるケヤキ3本の枝下ろしとなっており、緑地公園内へミニラフターを搬入しての作業を予定していました。
公園内は土がむき出しの地盤で、昨日の雪や雨で湿っているためにクレーンの搬入が大変危ぶまれていましたが、多少の轍ができたものの途中でスタックせずに作業位置まで到達しました。
本日もミニラフターの機種が変わり、公園内の地盤が凍っているうちに13tクレーンを搬入し、細い萌芽枝の剪定なのでジブ2段拡張をしました。
2本が枝先で樹高20mを超えているケヤキで、その2本は全体的に枝が多く剪定には各1時間半を要してチップ作業等も含めて昼前まで掛かりました。
午後よりアパートに近い最後の1本の剪定に取り掛かり、このケヤキは樹高が低く、萌芽枝は片手で持てる位に細く短かったのでほとんどの枝は吊り伐りせずに伐り落としました。
チップ化した枝の粉砕物は、作業をしている緑地公園内に散布するためにチッパーを作業場所へ持ち込んでその場で散布しました。
チップ粉砕物を散布した公園の奥は一部低くなっているところがあって雨水が溜まったり、草が生えやすかったりしていてチップを散布したことで場所が綺麗になったことを大変喜ばれていました。
また、この公園の近くの保育園が園児を遊ばせに来ることがあって、チップを撒いたことで園児が転んだ際のケガ防止や遊び場としても活用できるとのことを言っておられました。
この西東京市の現場に取り掛かる前の現場でも、大量のケヤキの剪定枝をチップ化したことで散布箇所の防草効果や、伐採時の車両搬入の地盤養生材として大きな効果を上げています。
今回の現場では周辺にアパートが立ち並ぶ住宅街でしたが、近隣住民の方々へチップ作業へのご理解をいただいた上で作業し、依頼人様には挨拶回りにご尽力いただきました。
枝葉を粉砕する際の大きな音はデメリットですが、通常廃棄処分される材がチップすることにより搬出処分費用の大幅低減や天然の防草材となるため、どのお客様にも少なからずメリットがあります。
14時過ぎまでには公園内での作業が終了し、クレーンの搬出やチップ粉砕物の整地をしました。
クレーンは初日に伐採した目通り230㎝ケヤキの元木7m材の積込むために、そのまま敷地内を移動して積込みを開始しました。
7m材の積込後、トラックはクレーンの撤収や庭の清掃に支障となるため作業員総出で常口の曲がり角、アパート前の狭い丁字路の曲がり角、電柱と垣根で狭い道路を誘導してトラックを搬出しました。
現場から広い道路までは路地や曲がり角ともに狭いため、現場常口を出た後はバック走行でアパートの前を通過し、丁字路を隣人様の塀ギリギリにバックで曲がり切り、狭い道路を通って無事搬出に成功しました。
材の搬出を以って全ての作業を終了し、現場内の清掃を引き続き行って15時過ぎには全ての機材等も積み込んで撤収しました。