施工事例

東京都八王子市 「銘木・大木・古木」超長尺ケヤキの買取伐採(2)

令和4年10月13日実施

八王子市での銘木ケヤキ伐採の続き記事です。

昨日に胴木以外の伐採、枝処理、伐採材の搬出を完了しており、2日目はいよいよ胴木の伐出だけとなりました。

クレーンは20tクラスまでしか裏庭へ搬入することができず、10t超の重量級胴木を20tクレーン1台では到底吊りきれないので、20tクレーンの横に16tクレーンを押し込んで2台のクレーンで共吊りすることになっていました。

また、ケヤキが立っている裏庭の中から道路までの搬出と積込するために、25tクレーンも裏のお宅の常口にスタンバイして、1日に3台のラフタークレーンを使用して伐出するという計画の下で2日目の作業を開始しました。

胴木運搬には大型トラックでは現場周辺まで進入が難しいことの他、全長と重量から運搬が困難なので、トレーラーも手配して出荷前に一旦当社貯木場へ搬入して保管することになっていました。

20tと16tクレーンが裏庭の中で重なるように設置を完了し、胴木上部から2台のクレーンへ合計3本のワイヤ玉掛けも完了して元伐りを開始しました。

途中、異物切断等のトラブルで根切り開始から丁度40分掛かって根離しし、その後20tクレーンの安全位置まで寄せてから16tクレーン側の玉掛を解放して、根元側へ掛け替え後は2台で吊り倒すようにしました。

16tクレーンが裏口まで下がるように小移動して、20tクレーンとの共吊りでケヤキの元口を裏口へ向けて少しずつ引っ張り出していきました。

25tクレーンが使用できる位置まで16tクレーンで元口を移動した後は25tクレーンにバトンタッチして、今度は20tクレーンと25tクレーンの共吊りで25tクレーン1台で胴木を吊り上げられる位置まで引き寄せました。

午後一番で近場に待機していたトレーラーが到着し、25tクレーン1台で胴木を吊り上げてトレーラーへ積み込みしました。

トレーラーへの積込から搬出時は関係者以外に近隣住民や近くの工事現場作業員等数十人のギャラリーが駆け付け、物珍しさや名残惜しむ人に見送られながら現場を後にしました。

トレーラーに16tクレーンと25tクレーンが同行して当社貯木場へ向かい荷下ろしして、積替えと出荷待ちを含め一旦貯木して今月末頃まで貯木場の街道からよく見える位置で公開しています。

出荷に向けて末口側の腐り除去等の造材実施、元口側で依頼人様へ輪切を切り出して返還するため出荷時は全長と重量が減少する分、見栄えが良くなる見込みです。

 

元伐り①

元伐り①

元伐り②

元伐り②

元伐り③

元伐り③

根張り切り離し

根張り切り離し

胴木共吊り

胴木共吊り

胴木搬出①

胴木搬出①

胴木搬出①

胴木搬出②

胴木搬出③

胴木搬出③

伐採材

伐採材

伐採材

伐採材

伐採記念写真

伐採記念写真