平成31年3月21~23日実施
当社HPをご覧になった桶川市のお客様より、お父様が開業されている自宅兼医院の敷地内にある庭木類の伐採及び剪定の依頼がありました。
桶川市内の中山道に面して近隣には古い街並みが残る地域で、現場の隣にはビルが建つ等した市内中心部のため樹木の落葉等で近隣へ迷惑を掛けていたことで伐採することになりました。
ビル側との境にはイチョウが5本立っていて秋には落葉が凄く、反対側には大手レンタカー会社の営業所があって、その境にあるモクセイの花が落ちる際にレンタカーを毎年のように汚していたそうでした。
依頼人様のお母様が庭を管理していましたがイチョウはどんどん大きくなり、ほかの植木の手入れも高齢で管理が難しくなったため一部の木は剪定して残し、近隣に迷惑を掛けている庭木は全て伐採することにしました。
低木類を除いて主な伐採木はビル側にイチョウ1株2本、モチノキ1株5本、レンタカー会社側にモチノキ2本、モクセイ1株、医院建物脇にイチョウ3本がありました。
このほかに剪定木として八重桜、モミジ、ギンモクセイを軽く剪定して残し、低木のツバキは手を加えずにそのまま残して欲しいとのことでした。
昨年10月にご依頼を受けて訪問し、伐採工期が3日で重機搬出が伐採終了後の翌日午前中と提示したところ、依頼人様のご希望で医院の診療への支障が最小限となるように土日を挟むようにして欲しいとのことでした。
当時のご希望で2月末の土曜日~火曜日の間で施工して欲しいとのことで予定していましたが雨天で中止となり、3月1週目の土曜日着工の予備期間も雨天で中止となったため、改めて工事期間を設定することになりました。
丁度、21日の春分の日に着工すると遅くとも24日の日曜日までには終了することから、1週間毎の順延ではなくこの期間に施工して欲しいと依頼人様よりご希望があって優先して予定を組みました。
医院の駐車場を利用不可としても医院自体は開いた状態で作業するため、21日、23日午後、24日が休診日となって診療への支障を一番最小限にすることができました。
21日より12tクレーンを搬入してビル側のイチョウ1株と医院建物脇のイチョウ2本の枝下ろし、ビル側のモチノキ1株の伐採、低木類の伐採や八重桜とモミジの剪定をしました。
伐採木にクレーンを接近させることが可能で、吊り伐りする木がイチョウとモチノキで比重が軽い樹種のため太い枝1本単位で吊り伐りしました。
作業する駐車場は決して広い場所ではなく、枝の仮置き場は立木1本単位でほぼ一杯となるため、伐採を中断して定期的に枝の片付けや積込みも行いました。
車両の持ち込み過ぎは作業の大きな支障となるため、初日は軽トラと軽バンとローダーダンプのコンパクトな配車で、帰り荷としてダンプ1台分の発生材を搬出して作業を終了しました。
22日はクレーンは搬入せずにレンタカー会社側のモチノキ2本とモクセイの伐採、自宅側にあるギンモクセイの剪定、発生材の搬出をしました。
2日目はクレーンを必要としない庭木の伐採や剪定をメインとして、3日目にクレーンで伐採する庭木以外は全て伐採しました。
クレーンがいないため駐車場を広く使える分ダンプを2台搬入して、昨日積み残した発生材や今日の発生材をほとんど積込んで帰り荷として搬出しました。
23日は再度12tクレーンを搬入し、昨日までに残したビル側のイチョウ1株と医院建物脇のイチョウ2本の胴木伐採、医院建物脇のイチョウで21日に手を付けなかった1本の伐採と伐採材と発生材の搬出をしました。
伐採材をクレーンで積込みするため今日は原木運搬トラック、ダンプ、軽トラと軽バンの4台を搬入しているため、現場内は車の身動きが取れない状況になりました。
ビル側の根元から2本に分岐したイチョウ1株を伐採する際は、常口に近い位置へ伐採材を吊り倒すために運搬トラックは時間差で現場入りするようにしました。
全幹状態で1本ずつ吊り倒してからそれぞれ2分割に玉切り、伐採後は医院建物脇のイチョウを伐採するようにクレーンを建物に近い位置へ移動してから伐採を再開しました。
昼までに全ての伐採と伐採材の積込みが完了し、午後一番に運搬用トラックとクレーンを搬出して現場内を広く開放して、発生材の積込みや駐車場の原状復帰清掃作業を行いました。
当初の予想通りに4日目の重機搬出と少量の発生材搬出が残ったため、翌日の日曜日に両者を回収して全作業を終了します。