平成28年2月25日実施
以前当社で枝下ろしを行ったお客様の紹介により、その方の近所にお住まいの御親戚のお客様より屋敷内にある目通り8尺のイチョウとカシ等の伐採の依頼がありました。
カシの根元が腐り始めており、万が一のことを考慮されて伐採を決められたそうです。カシの伐採と同時にその他の立木も整理して欲しいとのことでした。
立木がある場所は住宅街の中で、車両の進入は当社の3t車および16tクレーンが適当でした。
前日にクレーンや車両を搬入するために垣根を最小限除去させてもらい、裏庭の空きスペースに薄い鉄板を敷きました。
その後、11m高所作業車を使って枝下ろしをして、24日は事前準備と枝下ろしで半日の作業日程で終了しました。
胴木は近くに小屋や引き込み電線があってそのまま伐り倒すことができないので、16tクレーンを使用して残りの伐採を行いました。
イチョウは前日残した太枝2本とその胴木、カシはクレーンから遠い位置にあって丸吊りできないので、胴切を行って長さ3m程度で3分割にして伐採しました。
カシの胴切は当初4分割程度を想定していましたが、クレーン設置の際に予定位置より1m以上木に近い位置に寄ってもらえたので、3分割でギリギリ吊り上げられました。
さらに胴切時は場所的な問題から高所作業車が使えないことが予想され空師の出番かと思われましたが、難なく高所作業車が使えたので非常にスムーズに作業できました。
午前中には胴木の伐採が終了し、午後は胴木搬出と機材撤収を行って1.5日で全ての作業を終了しました。
枝葉は15㎥ほど排出されましたが、敷地内に置いて良いとのことでしたので1箇所に集積して現場放置とさせてもらいました。
イチョウは赤身が少なく材質的に良い部類に該当する木でしたが、残念ながら需要がないため他の胴木とともに無償で引き取りました。